by mottzjapan
本書は「会社に縛られたくない人」「今の会社で働き続けるべきか迷っている人」「今の仕事に情熱を傾けられ...
本書は「会社に縛られたくない人」「今の会社で働き続けるべきか迷っている人」「今の仕事に情熱を傾けられない人」「自分の好きな事や得意な事で生きていきたい人」「将来的には雇われないで生きていきたい人」に向けて書かれています。終身雇用の崩壊、会社やビジネスモデルの短命化、業務プロセスの自動化・効率化、労働力のグローバル化など様々なことが起こり、以前の安定モデルは、もはや機能しなくなりました。
自分が勤める会社以外で自分の力が通用しなければ、今の会社にしがみつくしかありませんし、会社からの理不尽な要求にも応じざるを得ません。いわゆる「社畜」になるしかないのです。過酷な労働環境の中でも会社にしがみつくしかないという人、自分らしい人生を生きていないと感じながらも、生活のために自分を押し殺し働いている人、数多くいるかと思います。そこから自由になるにはどうすればいいでしょうか。それが本書のテーマです。
【目次】
はじめに
第一章 ルールが変わった ~我々はどこに向かうのか
私たちを揺り動かす3つの波 第一の波 グローバルという波第二の波 IT化の波 時代の変化に対応した3つの事例 新しい企業の台頭と転落第三の波 国内市場を襲う波 ~転換を求められる日本の産業 少子高齢化 国内市場の成熟化
第二章 日本人の働き方の変化
会社と個人との関係が変わった正社員はなぜ減ったのか? 外国の労働力との競争に 業務の切り売り クラウドソーシングの広がり 働く場所が関係なくなった 生産者と消費者のボーダレス化
第三章 これからの時代の働き方
やりたいことがない場合はどうするか絶対にやってはいけない仕事 やるべき仕事やはり大企業で働くべきなのか?最強の人材=高付加価値提供型人材とは会社は「学ぶ場」である会社という学校の4つの利点会社で学ぶべきこと一時限目 専門的スキルと4つの注意点二時限目 どこでも通用する7つの力三時限目 上級編退学ではなく卒業を
終わりに
【著者紹介】1969年 東京生まれの神奈川育ち大学を卒業後、完全実力主義の訪問販売の営業の世界に飛び込む。離職率が9割を越える環境の中、約500名の営業社員の中でトップの成績を取るなど表彰多数。営業に明け暮れる20代を送る。その後、人材育成会社に転職、管理職として人事、新人育成、顧客向けセミナーの企画・運営などを行う。その後、経営コンサルティング会社の立ち上げに参画。現在、株式会社ビジョナリーウィル、代表取締役。20代の若い求職者とベンチャー企業をつなぐ就職支援事業を行う他、大学や企業での研修、講演なども行う。「不安のない世の中をつくる」を個人ミッションとして掲げ、若年者に自助、自立の生き方の具体的な方向性を指し示している。
ブログhttp://ameblo.jp/motonariabe
【内容】終身雇用の崩壊、会社やビジネスモデルの短命化、業務プロセスの自動化・効率化、労働力のグローバル化など様々なことが起こり、以前の安定モデルは、もはや機能しなくなりました。
自分が勤める会社以外で自分の力が通用しなければ、今の会社にしがみつくしかありませんし、会社からの理不尽な要求にも応じざるを得ません。いわゆる「社畜」になるしかないのです。過酷な労働環境の中でも会社にしがみつくしかないという人、自分らしい人生を生きていないと感じながらも、生活のために自分を押し殺し働いている人、数多くいるかと思います。そこから自由になるにはどうすればいいでしょうか。
もちろん、会社という大きな船に乗り続けて仕事をすることに、やりがいや充実感が持てるのであれば、喜んで会社に力を捧げればいいと思います。会社の中で自分の力を発揮し、会社をより成長させていくことは、やりがいのある仕事だと思います。ただ、そう思えない人や、そういう会社に出会えていない場合は、自分自身の目的地や航路を自分で決めていく生き方も大切なのではないでしょうか。自分で決める生き方で得られるものは「自由」であり、自由になるためにはチケットが必要です。そのチケットとは、社会に提供できる「価値」です。あなたが提供する価値によりあなたは自由になるのです。その「価値」をまずは見つけること、そしてそれを磨くことが重要です。逆説的ではありますが、それを得るためのヒントが「会社」にあります。
成熟した社会において、人間はお金のためだけに働くことに抵抗感を感じます。社会に役に立っている実感が欲しいですし、喜ばれたいし感謝もされたい。もっと意味があることがしたいのです。自分が得意な事、好きな事で社会に役立って収入を得る。これは非常に素晴らしいことです。ITツールを駆使すれば、働く場所も選びません。PC一台持っていればどこでも仕事が出来ます。個人の影響力が大きくなり、個人が勝負できる環境が整っているのが今という時なのです。時間と場所から自由になることができ、そして収入は人々の役に立つものを提供して得ることができる。これがこれからの時代の成功の定義になるのではないでしょうか。
その力を得るために、会社で具体的に何を学び、どのような力を身につけて、どのように働いていけば良いのでしょうか。それらを詳しく解説していきます。また、今の時代の動きを知ることも、磨くスキルを選ぶ時に失敗しないためには重要です。若年者の就職難、ブラック企業問題、リストラ、非正規雇用の増加、低賃金化など雇用に関わる問題が数多く噴出していますが、実は、これらの問題の根っこはつながっています。何が原因なのか、これらの根本原因を理解して、これからどう対処していけばいいのか。それらについても解説します。